ポスティングを着払いで送り返すといわれた時の対処法について解説
投稿日:2023.04.30/更新日:2024.01.30
企業や店舗の知名度を上げ売上げアップにつなげるための施策として、各世帯にチラシやパンフレットなどを配布するポスティングがあります。
しかし、ポスティングを行ってみたものの思うような効果が上がらず、期待外れだと感じるケースも少なくありません。
ポスティングの効果を上げるためには、どういったポイントを押さえておけば良いのでしょうか。
また、ポスティングの苦情に対する対応方法も解説します。
Contents
ポスティングの効果が出ない原因
ポスティングは地道な販売促進の方法といえますが、実施したからといって必ずしも効果が期待できるとは限らず、さまざまな原因が重なることで効果が出ないこともあります。
具体的にどういった原因が考えられるのか紹介しましょう。
ターゲットの設定が不十分
ポスティングを行う際には、どのような顧客層がターゲットとなるのかを十分に分析することが重要です。
ターゲットの設定が不十分であると、商品やサービスの魅力が顧客に伝わらず思うような効果が出ないことがあります。
コンテンツの質が低い
ポスティングで配布するチラシやパンフレットなどの質が低いと、受け取った人が興味を示さず効果が出にくくなります。
イラストや写真などをうまく活用して視覚的に訴えやすい内容にしたり、ひと目見ただけで分かりやすい情報を盛り込むことで関心を引き付けることができます。
配布方法が不適切
ポスティングの効果を上げるための重要な要素として、配布方法や配布のタイミングもあります。
たとえば、ポスティングを禁止されているマンションやアパートなどに配布すると苦情の原因となるばかりか、チラシそのものを見る前に破棄されてしまう可能性もあります。
また、ポスティングは繰り返し配布することで認知度が上がりますが、あまりにも高頻度で配布してしまうと「しつこい」、「鬱陶しい」といった悪い印象を抱かれることもあるでしょう。
関連記事:ポスティングの反響率が高い業種や配布方法、コツをご紹介!
ポスティングの効果を上げるコツ
上記のような失敗をしないために、ポスティングの効果を上げるためにはどういったポイントを押さえておくべきなのでしょうか。
配布先の絞り込み
適切なターゲットを絞り込むためには、自社の製品やサービスがどのような客層に選ばれているのかを知る必要があります。
そのうえで、客層にマッチした物件や居住エリアを選定しましょう。
たとえば、20代~30代の若年層をターゲットとした製品やサービスであれば、ワンルームマンションやアパートなどがポスティング先として適しているでしょう。
また、中高年層やファミリー層がターゲットであれば、タワーマンションや一戸建て、広めのアパートなどに絞り込むと一定の効果が期待できます。
手にとって読んでもらえるコンテンツ
ポスティングはチラシを配布して終わりではなく、受け取った人の興味を惹き、問い合わせや来店に導いたりすることが大きな目的としてあります。
そのため、上記でも紹介したように、チラシにはイラストや写真を効果的に用いて興味をそそるコンテンツに仕上げることが大切です。
また、ひと目見ただけでチラシの内容がわかるように、キャッチコピーを考えてみるのもおすすめです。
最適な配布方法やタイミングを考える
ポスティングにあたっては、住民や管理会社とトラブルにならないよう、配布先がポスティング禁止の物件であるかどうかを確認しておく必要があります。
また、配布中にポスティングを断られた場合には素直に応じ、くれぐれも強引に配布することのないようにしましょう。
ポスティングの最適な間隔やタイミングは判断が難しいところですが、たとえばセールやキャンペーン、新製品がリリースされたタイミングなどに絞り込むこともひとつの方法です。
関連記事:ポスティングでやってはいけないNG行為や早く配るコツをご紹介!
ポスティングで早く配達するためのコツ
ポスティングは郵便受けなどにチラシ類を直接投函するという簡単な作業ですが、配布先が膨大になると多くの時間を要してしまいます。
できるだけ短時間で多くのチラシをポスティングするためには、どういったコツが必要なのでしょうか。
物件の選定
近隣の物件すべてにポスティングをしようとすると、必ずしもすべての世帯がターゲットになるとは限らず、ポスティングの効果が半減してしまうことがあります。
また、誤ってポスティング禁止の物件に配布し、クレームを受けてしまうこともあるでしょう。
このような事態を防ぐためにも、事前にポスティング先の物件をいくつか選定しておくことが大切です。
物件を選定することでポスティングの効果を高められるだけでなく、最小限の人員と時間で配布でき作業の効率化にもつながります。
ルートの計画
ポスティング先の物件を選定すると、一定のエリア内に対象先物件が集中しているケースもあれば、飛び石のようにまばらに点在していることも少なくありません。
できるだけ移動時間を少なくするためにも、一筆書きのように効率的に回れるルートを検討しておきましょう。
複数の担当者で分担する
ポスティング対象の物件が多くなると、一人のスタッフだけでは対応しきれないこともあります。
そこで、複数の担当者で作業を分担することもおすすめです。
たとえば、担当者ごとに配布エリアを分割し、先に配布し終わった人からほかのスタッフのヘルプに回るなど、チームワークを大切にすれば早い時間でポスティングを終えられるでしょう。
ポスティング代行業者を活用する
あらゆる業界で人手不足が深刻化しており、自社のスタッフだけではポスティングが難しいケースもあるでしょう。
そのような場合には、ポスティング代行業者に相談してみるのもおすすめです。
ポスティング業務のノウハウや経験が豊富なプロが揃っており、配布作業の代行だけでなく物件の選定やルートの計画に関しても具体的なアドバイスを受けられます。
関連記事:ポスティングの代行業者を選ぶポイントや依頼にかかる費用を解説
ポスティングでトラブルにならないためのコツ
ポスティングが原因でさまざまなトラブルを生むケースも少なくありません。
これを避けるために、どういったポイントに注意すべきなのでしょうか。
ポスターや掲示物の確認
物件によっては、ポストや表札に「チラシ配布禁止」や「セールスお断り」などの表示があるケースが少なくありません。
このような物件に対しては、無用なトラブルを避けるためにもチラシ類の配布は控えましょう。
多くの場合、警告文や注意の文言は目立つ位置に掲示していますが、小さな文字で書かれていたり、ほかの掲示物に紛れ込んでいたりする場合もあるため注意が必要です。
好印象を与える挨拶・マナー
配達の際には住民や管理人、通行人に迷惑をかけないなど、最低限のマナーを守りましょう。
たとえば、作業中に騒音を出さないよう心がけることや、挨拶を積極的に行うことは重要です。
また、管理人が常駐しているマンションなどでは、無断でポスティングをするのではなく、事前に作業内容を説明し承諾を得ておきましょう。
丁寧な作業を心がける
ポスティング物を投函する際には丁寧な作業が求められます。
たとえば、無造作に投函したり、チラシ類がポストからはみ出ていたりすると、受け取った相手に不快感や不信感を与えてしまいます。
関連記事:ポスティングできる/できないマンションを見分ける方法とは
ポスティングのチラシを着払いで送り返すといわれた時の対処法
ポスティングでチラシを投函した世帯から、クレームが届くことがあります。
なかには、電話などで「着払いで送り返す」旨の抗議を受けることも少なくありません。
このような場合、どのように対処するのが正しいのでしょうか。
謝罪と事情説明
まずは相手方に不快感を与えてしまったことを謝罪しましょう。
そのうえで、チラシの投函が禁止されている物件に対してポスティングをした事実があれば、スタッフのミスであることを認め、重ねてお詫びを入れましょう。
チラシの回収に伺うことを提案する
着払いで送り返すことは、わざわざポストや郵便局、宅配業者へ足を運ばせることになります。
また、配布した側としても送料を支払うことになるため、お互いにデメリットしかありません。
このような場合、直接チラシの回収に伺うことを先方に提案してみましょう。
もちろん、先方が聞く耳をもってくれず交渉の余地がないようであれば、無理に提案するのではなくそのまま受け入れ、事態を収束させることを優先します。
今後は投函しないことを約束する
最後に、今後当該物件に対してはポスティングをしないことを約束し、配布禁止リストなどへ追加しておきましょう。
関連記事:そのポスティング業者は大丈夫?悪徳業者を見分けるポイント
ポスティング代行業者を選ぶ時のコツ
ポスティング代行業を選ぶ際にはどういったポイントに注意すべきなのでしょうか。
押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
スタッフの管理や教育が十分か
まずは十分なスタッフが在籍しており、全員に対して適切な教育や管理が徹底されているかを確認しましょう。
これはポスティングの品質やトラブル防止の観点でも重要なポイントといえます。
配布後の報告があるか
ポスティングを依頼して終わりではなく、作業完了後に報告をしてくれる業者を選びましょう。
たとえば、「○丁目のマンションの管理人から、どのような内容のチラシを配布するのか聞かれた」など、具体的な報告をしてくれる代行業者は信頼でき、ポスティング品質を向上させるための対策も講じやすくなります。
希望する配布エリアに特化しているか
地域やエリアによって住民の層は異なるほか、ポスティングが禁止されている物件を把握しておかなくてはなりません。
希望する配布エリアに特化し、各地域の事情に詳しい代行業者は安心してポスティングを任せられるでしょう。
関連記事:ポスティングの代行業者を選ぶポイントや依頼にかかる費用を解説
コレイルは分譲マンションに特化したポスティングを実現
ポスティング代行を依頼した場合、配布戸数やエリアによってもコストは大きく変わってきます。
効率よくポスティングを行い、最小限のコストで済ませるためには、マンションなどの集合住宅に特化してポスティングを行う方法もおすすめです。
コレイルでは分譲マンションに特化したポスティングを展開しており、特に関西エリアでのポスティングに強みをもっています。
関西エリアで集客や売上げアップを狙いたいと考えている企業・店舗様は、ぜひ一度コレイルへお問い合わせください。
まとめ
ポスティングの効果を上げるためには、配布先のターゲット選定や配布方法・タイミングなどを考慮しておく必要があります。
また、ポスティングが原因でさまざまなトラブルやクレームを受けることも想定されるため、くれぐれも強引な配布は避けるべきです。
ポスティングを行っているものの成果がなかなか出ない場合には、ポスティング代行業者へ相談してみるのもおすすめです。