ポスティングを依頼するメリットや注意点を紹介|反響率を高めるには?
投稿日:2022.06.28/更新日:2024.01.29
手軽な広告・宣伝の方法であるポスティング。中小企業や個人経営の店舗のように、資金力が乏しいなかで売上アップを図るためには有効な方法のひとつです。
しかし、「これまでポスティングを実施したことはあるものの、なかなか成果が挙げられなかった」という企業・店舗も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ポスティングの反響率を高くするためのポイントやポスティングに向いている業種、ポスティング業者を選ぶ際の注意点も含めて解説します。
Contents
ポスティングを依頼するメリット
ポスティングは各世帯にチラシを配布するだけでできる手軽な宣伝方法ですが、実はこれ以外にもさまざまなポスティングを依頼するメリットがあります。ポスティングの主なメリットを4つ紹介しましょう。
①エリアや対象世帯を絞って宣伝できる
Web広告やテレビCMなどの場合、一度に多くのユーザーに向けて宣伝できるメリットはありますが、近隣住民が目にするとは限りません。
たとえば、ある地域で1店舗しか経営していないローカルなお店が多額の広告費をかけて宣伝したとしても、実際に足を運べる人は限られるため宣伝効果は低くなってしまうのです。
しかし、ポスティングを業者に依頼すればエリアや対象世帯を絞り込んでチラシを投函できるため、近隣住民にだけ効率的にアプローチできます。
②コストが抑えられる
チラシを印刷し、自社のスタッフで配布すれば最小限のコストで宣伝ができます。
多額の広告費をかけることなく、すぐにでも実行できるためコストパフォーマンスの高い宣伝方法といえるでしょう。
③試供品やサンプルも配布できる
対象エリアを限定してチラシを配布する場合、新聞の折込チラシを活用するという手段もあります。
しかし、配布可能な折込チラシのサイズは決められているほか、試供品やサンプル品といった特殊な形状のものは新聞販売店に断られてしまいます。
ですが、ポスティングを業者に依頼する場合はこのような制約もなく、試供品やサンプル品なども自由に配布でき、ユーザーに喜んでもらえるメリットがあります。
④効果が出やすい
ポスティングのチラシを受け取ったユーザーの立場で考えると、近所にできた新しいお店や、近隣店舗の特別セールの情報などは身近で興味が惹かれるものです。
そのため、ポスティングを依頼し配布エリアを限定してポスティングすることで、効果が出やすいメリットがあります。
関連記事:チラシ配布・ポスティング代行業者とは|反響や効果を上げたい方必見
ポスティングの反響率を高くするポイント
少ないコストで手軽に実行でき、効果が出やすいポスティングですが、はじめのうちはポスティングのコツがつかみづらく効果が得られないケースもあります。
そこで、ポスティングの反響率を高めるにはどうすれば良いのか、4つのポイントをもとに解説します。
①地域特性を考慮する
ポスティングに限らず、広告の効果を高めるためにはターゲットとなるユーザーに対していかにアプローチできるかが重要です。
たとえば、学習塾のチラシをポスティングする場合には、ファミリー層が多く入居しているアパートやマンション、学校周辺の集合住宅などに配布するなど、地域特性を考慮することがポイントです。
②効果測定を行う
どの程度の効果が出ているのかわからないままポスティングを依頼し続けていても、コストが無駄になってしまうことがあります。
効率的な宣伝活動をするためにも、チラシを配布し終わった後は効果測定を行うことが重要です。
効果測定の結果を見て、よりポスティングの効果が出やすいエリアを再検討するなどの対策が立てられるようになります。
③継続的にポスティングを行う
ポスティングは一度配布したからといって半永久的に効果が持続するものではありません。
なかには、チラシの内容を目を通さないまま捨ててしまうユーザーもいます。
そのため、定期的にポスティングの依頼を継続し配布し続けることで、より多くのユーザーに認識してもらうことが重要といえるでしょう。
④チラシのデザインやレイアウトを見直す
自宅のポストにチラシが入っていた場合、それが必要なものかそうでないものかを判断するのは一瞬です。
何が書いてあるのかわからない、見づらいチラシは捨てられる可能性が高いため、ひと目で内容がわかるようなデザインやレイアウトに見直すことも大切です。
デザインやレイアウトに関して納得がいくものをポスティングの業者に依頼するのも1つの手段です。
関連記事:企業がポスティングをするメリットとは|集客効果やデメリットも紹介
ポスティングの効果測定方法
ポスティングの反響率を高めるためには、効果測定を行うことが重要と紹介しました。
しかし、誰がチラシを見て来店したのか、または問い合わせをしてくれたのかを見極めるのは難しいものです。
そこで、効果測定に有効な一例として4つの方法を紹介します。
①クーポンを配布する
チラシの一部に割引クーポンや特典商品の引換券などを印字しておき、チラシを持参して来店した数を集計する方法です。
ユーザーにとってはお得に買い物ができるため満足度が高く、ポスティングにありがちな配布拒否のクレームを抑制できるメリットも期待できるでしょう。
②専用の会員登録ページ開設
ポスティングの対象ユーザー専用の会員登録ページを開設し、アクセス数や会員登録数をもとに測定する方法です。
会員向けの特典なども用意しておけば、クーポンと同様に効果が出やすく満足度も高まるでしょう。
③専用の電話番号を開設
居酒屋や美容室など予約が必要なお店の場合、ポスティングを配布したユーザー専用の予約用電話番号を開設し、効果測定をする方法もあります。
固定電話の場合は加入している電話会社で追加番号を取得する方法があるほか、スマートフォンの場合でもデュアルSIMなどで複数の番号を運用する方法があります。
④来店時に直接ヒアリング
美容室やマッサージ店、整体院など、来店客とのコミュニケーションがとりやすい業態のお店であれば、会話のなかでヒアリングする方法もおすすめです。
Webサイトや電話番号を開設するなどのコストをかけなくても効果測定ができるため、もっとも手軽な方法といえるでしょう。
関連記事:ポスティングできる/できないマンションを見分ける方法とは
ポスティングに向いている業種の基準と例
ポスティングは特定のエリアを絞り込んでピンポイントでの宣伝ができるため、地元密着型のローカルな業態・業種に向いているといえます。
では、具体的にどのような企業・店舗がポスティングを依頼するのに向いているのでしょうか。
今回は代表的な業種として5つの例を紹介します。
①飲食店
個人経営のレストランや居酒屋、カフェなど、小規模な地元密着型の店舗がポスティングに適しているといえるでしょう。
新規オープン時や来店客が少なくなる時期などにクーポン付きのチラシをポスティングしておけば、集客力アップにつながる期待がもてます。
②フードデリバリー
宅配ピザや中華料理、ラーメンなどのフードデリバリーを提供している店舗もポスティングにおすすめです。
飲食店と同様にクーポンを配布できるほか、ポスティングユーザー専用の電話番号を開設しオーダーを受け付ければ効果測定も簡単にできるはずです。
また、実店舗型の飲食店とは異なり、フードデリバリーはお店の存在自体が地域住民から認識されにくい傾向もあります。
継続的にポスティングをすることで、お店の知名度アップも期待でき安定的な売上につながるでしょう。
③学習塾・習いごと教室
学習塾や習いごと教室は、おもに子どもや主婦層が多く居住しているファミリー世帯にピンポイントでチラシを配布することで効果が期待できます。
体験教室の受付時にアンケートでポスティングの効果測定も実施しやすく、反響の大きさを見ながら配布エリアや配布対象世帯などの改善に役立てることができるでしょう。
④美容室
今や女性だけでなく、男性客も来店するのが当たり前となった美容室。
地域によっては複数の店舗がひしめき合い、顧客の獲得競争が激しいことから他店との差別化が必須です。
まずは自店を知ってもらうことが重要であり、そのための手段としてクーポン付きのチラシをポスティングするなどの方法もあるでしょう。
また、美容室は施術中にコミュニケーションをとりやすいことから、自然な会話の中から来店理由をヒアリングし、コストをかけることなく効果測定ができるメリットもあります。
⑤マッサージ店・整体院
マッサージ店や整体院も美容室と同様、施術中に来店客とのコミュニケーションから効果測定がしやすいメリットがあります。
また、個人経営の店舗は自宅を改装するなどして開業しているところも多いですが、大型のチェーン店に比べると目立ちにくく、店舗の存在に気付かないことも少なくありません。
そこで、ポスティングを依頼しチラシなどの配布を継続することで地域住民に対して店舗の存在をアピールできれば、顧客獲得に結びつけることができるでしょう。
関連記事:ポスティングは違法なの?クレーム・トラブルにならない予防策とは
ポスティングを依頼する業者選びの注意点
自社の従業員だけでポスティングをするのは人手が足りず、ポスティング業者に依頼するケースもあるでしょう。
信頼性の高い業者を選ぶ際にはどのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。
①反響率アップに向けた提案やアドバイスをしてくれるか
上記でも紹介したように、ポスティングはチラシを配布して終わりではなく、効果測定を行い反響率を確認しなければなりません。
信頼性の高いポスティング業者は、クライアントの業種・業態に合わせて反響率を高めるためのさまざまな提案やアドバイスをしてくれることも多いです。
②専門スタッフが配布しているか
ポスティングにおいて特に注意しなければならないのが、地域住民からのクレームです。
たとえば、ポスティングそのものが禁止されているマンションやアパートなども多く、誤って配布してしまうと店舗に大量のクレームが届くこともあるでしょう。
そして、ポスティング経験の少ないアルバイトやパート従業員に任せている業者は、ルールやノウハウが共有されにくくポスティングの品質低下を招くことも。
専門のスタッフが配布しているポスティング業者は信頼性が高い傾向にあり、安心してポスティングをお任せすることができます。
お悩みの方は業者に依頼・相談しよう
今回紹介したように、ポスティングは手軽に実施できる宣伝方法であり、地元密着型のローカルな企業・店舗にとって有効な手段といえます。
しかし、ポスティングはチラシを配布した後も効果測定を実施し、継続的に改善していかなければなりません。
ポスティングのノウハウがなかったり、チラシを配布できるスタッフが確保できずに悩んでいる場合には、ポスティング専門の業者へ依頼してみるのもひとつの方法です。
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