ポスティングの反響率が高い業種や配布方法、コツをご紹介!
投稿日:2023.11.13/更新日:2024.01.30
即効性が高く手軽に実行できる宣伝手法のひとつにポスティングがあります。各世帯の郵便受けにチラシを投函するという単純な方法ですが、本当に反響率が高まるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
ポスティングは配布エリアや配布のターゲット、さらには業種によっても反響率が変わってくることがあります。そこで本記事では、ポスティングで高い反響率が期待できる業種や、反響率を高めるための工夫やコツもご紹介します。
Contents
ポスティングの反響率
自宅の郵便受けにチラシやリーフレットなどが投函されていたとしても、詳しく内容を見ないまま処分するという方は多いのではないでしょうか。そのため、「ポスティングは本当に効果があるのか?」、「コストが無駄になるだけではないのか?」といった疑問を抱くのは当然のことです。
しかし、なかにはチラシの内容に興味をもち、問い合わせや資料請求、商品の購入までつながるケースもあります。このように、ポスティングがきっかけで問い合わせや商品の購入、サービスの契約など、何らかのアクションにつながる割合のことを「反響率」とよびます。では、ポスティングを行った場合の反響率はどの程度なのでしょうか。
チラシを配布するエリアや配布方法などによって変わってきますが、一般的なポスティングの反響率は0.01〜0.3%ほどといわれています。
すなわち、1万枚のチラシを配布した場合、1件から30件程度の反響が期待できる計算となります。
関連記事:ポスティングでやってはいけないNG行為や早く配るコツをご紹介
ポスティングの反響率が高い業種
ポスティングは配布エリアや配布方法だけでなく、業種によっても反響率が変わってくることがあります。特に高い反響率が期待される業種の一例をご紹介しましょう。
宅配・デリバリー
ピザや寿司、ファストフード、ケータリングなどに代表される出前やフードデリバリーサービスは、自宅のエリア内にどのような店舗があるのか把握していない住民も少なくありません。
そこで、ポスティングを実施することで新規顧客の獲得につながる可能性があります。
飲食店
レストランや居酒屋、カフェ、弁当店などの飲食店は、新規オープンなどに合わせてポスティングを実施することで地域住民に認知してもらい、高い反響率につなげることができます。
小売店
スーパーやデパート、コンビニなどの小売店は、新規オープンやセールに合わせたポスティングが有効です。
かつては新聞の折込広告で宣伝する手法が一般的でしたが、近年では新聞を購読してない世帯も増えていることから、ポスティングを行うことでそのようなユーザーにも効果的にアプローチできます。
美容
美容室やエステ、美容クリニックなどは、新たな顧客を獲得するためにクーポン券や割引券などを配布するケースが多くあります。クーポン券を添付したチラシをポスティングすることで、お得感を演出でき高い反響率を獲得できるでしょう。
不動産
賃貸物件や分譲マンション、建売住宅、リフォームなどの広告もポスティングに適しています。
特に賃貸物件に住んでいる方のなかには、引っ越しや住宅の購入を検討していることも多く、そのような世帯にポスティングを行うことで高い反響率が期待できます。
習いごと・カルチャー
学習塾や幼児教室、ピアノ教室、スポーツジムなど、習いごとやカルチャースクールを運営している事業者にとってもポスティングはおすすめです。
特に学習塾や幼児教室、ピアノ教室などの場合、ファミリー世帯が多く居住する分譲マンションや賃貸マンションに重点的に配布することで反響率が期待できるでしょう。
生活サービス
引っ越し、不用品買取・リサイクル、レンタル倉庫、バイク便など、生活サービス全般の事業者にとってもポスティングは有効です。
特に賃貸住宅では引っ越しを検討している方や、収納スペースが少なく困っている方も少なくありません。近所で手軽に利用できる生活サービスがあれば、利用したいと考えるユーザーも多いはずです。
情報
タウン誌、各種アンケート、選挙広報、新聞購読など、さまざまな情報を提供したり収集したりといった活動にもポスティングは役立ちます。
医療・ヘルスケア
歯科、整体、マッサージ、デイケアセンターなど、医療・ヘルスケアの分野は私たちが生活を送るうえで欠かせないものです。
生活に密着したサービスだからこそ、ポスティングによって手軽に利用できることをアピールすることで高い反響率につながるでしょう。
趣味・娯楽
ボウリング場やバッティングセンター、遊戯場、旅行代理店といった趣味・娯楽の分野もポスティングによって高い反響率が期待できます。
求人
店舗スタッフとしてアルバイトやパートを募集する際もポスティングはおすすめです。
求人誌や求人サイトに掲載するよりも最小限のコストで採用につなげられ、ポスティングからの高い反響率も期待できます。
金融・保険
証券会社や生命保険、損害保険などの顧客獲得にもポスティングは期待できます。
ポスティングをきっかけに問い合わせや資料請求が増えれば、見込み客の獲得につながるでしょう。
関連記事:ポスティングの代行業者を選ぶポイントや依頼にかかる費用を解説
ポスティングを使うべきかの判断基準
広告・宣伝にはポスティング以外にもさまざまな方法がありますが、どのような基準で選べば良いのでしょうか。
新聞折込チラシとの比較
新聞の折込チラシは配布の手間がなく、広範囲にわたって効率的に宣伝するために適した方法といえます。ただし、新聞の購読数は年々減少しており、すべての世帯にくまなく配布できるとは限りません。
特に若年層のファミリー世帯や単身世帯は新聞の購読数が低い傾向にあることから、折込チラシよりもポスティングのほうが適していると考えられます。
DMとの比較
ターゲットとなる顧客宛にチラシやリーフレットを郵送する方法をDM(ダイレクトメール)とよびます。
DMも新聞折込チラシと同様、自社で配布する手間が省けるメリットがありますが、その分コストも高額になりがちです。
そのため、DMの発送にあたっては過去に問い合わせや購入履歴のある顧客に絞り込むことで高い反響率が期待できます。
一方、顧客リストをもっていない、あるいはオープンしたばかりの店舗で認知度を上げたい場合には、DMよりもポスティングのほうが適しているでしょう。
電子チラシとの比較
電子チラシとは、その名の通り電子データ化したチラシをインターネット上で公開する手法を指します。
ポスティングなどに比べて印刷や配布にかかるコストが不要であり、費用を大幅に抑えることができます。
一方、電子チラシはユーザー側からアクセスしてもらう必要があるため、自社の認知度向上を第一の目的とするのであればポスティングのほうが適しているといえます。
関連記事:ポスティングを着払いで送り返すといわれた時の対処法について解説
ポスティングの配布方法
一口にポスティングといってもさまざまな配布方法があり、目的に応じて最適な方法を選択しなければなりません。主な配布方法として挙げられるのは以下の2つです。
全戸配布
全戸配布とは、その名の通り一定範囲の世帯すべてを対象に配布する方法です。
別名「ローラー配布」や「無指定全戸配布」とよばれることも多く、宅配・デリバリーや飲食店、小売店など、多くの人にとって一定のニーズが期待できる業種におすすめの方法です。
選別配布
選別配布は「セグメント配布」ともよばれ、一定の条件をもとに配布先を絞り込み、ターゲットとなる世帯にのみ配布する方法です。
たとえば単身世帯が多い集合住宅には引っ越しや賃貸物件の情報を、ファミリー世帯が多い分譲マンションには塾や習い事、生命保険などのポスティングに適した方法です。
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ポスティングの反響率を高める配布のコツ
冒頭でも紹介した通り、ポスティングの反響率は1%にも満たないため、一度チラシを配布したからといって劇的な効果が得られるとは限りません。自社の認知度を高め、反響率を得るためには継続的なポスティングが必要です。
また、限られたコストで効果を最大化するためには、配布エリアやターゲットを絞り込むことも重要です。たとえば、地域密着型の飲食店であれば、お店から半径1〜2km程度のエリアに絞り込むことや、単身世帯やファミリー世帯といった属性も考慮する必要があるでしょう。
そのうえで、一度のポスティングでどの程度の反響率があったのか効果検証をしながら、チラシのデザインを考慮したり、クーポンや割引券などを添付するなどして手に取ってもらえるような工夫も求められます。
関連記事:チラシなどのポスティングができる/できないマンションの見分け方
コレイルは関西の分譲マンションに特化したポスティングが可能!
自社の限られたスタッフだけではチラシの配布が難しい企業や店舗も多いでしょう。そこで役立つのがポスティング会社です。
コレイルでは大阪市を中心とした関西地方の分譲マンションに特化したポスティングを提供しており、提供する商材や事業内容に合わせてポスティングに適したエリアやマンションを絞り込むことができます。
また、ポスティングにありがちな投函拒否やクレームなどのトラブルを防ぐために、配布NGのマンションなど独自の物件リストも保有しています。クレームを防ぎつつ、無駄のないポスティングをサポートさせていただきます。
まとめ
ポスティングによって高い反響率が期待できる業種は、宅配サービスや飲食店、小売店、美容、不動産など多岐にわたります。
ただし、これらに該当しているからといって無条件に反響率が高まるわけではなく、配布エリアやターゲットを絞り込むなどの工夫も必要です。
ポスティングに関するノウハウがなくコストが無駄になるのではないかと不安を抱いている方は、まずは一度ポスティング会社へご相談ください。