企業がポスティングをするメリットとは|集客効果やデメリットも紹介
投稿日:2022.10.27/更新日:2024.01.30
自社のサービスや商品を宣伝するためにポスティングを考えている企業の方も多いのではないでしょうか。
比較的手軽にできるマーケティング手法として昔から行われているだけあって、適切なポスティングを行うことで大きな集客効果を見込むことが可能です。
本記事ではポスティングを導入しようか迷っている企業の方に向けて以下の内容でご紹介していきます。
- ポスティングを行うメリットとデメリット
- ポスティングで集客効果を上げる方法
ぜひ本記事の内容を参考にしてみてくださいね。
ポスティングとは
チラシ配りは街頭にて、一枚一枚手渡しで配布するものや新聞の折込チラシなどがありますが、ポスティングとはチラシや手紙を街頭で配るのではなく、ポストへ投函する行為のことを指します。
現在では企業が宣伝のために自社のチラシをマンションやアパートに投函することによく使われており、新装開店のチラシやスーパーのセール情報、学習塾の案内などさまざまなチラシを目にすることがありますよね。
ポスティングをすることでさまざまな世帯に広範囲に宣伝を打つことができるため、取り入れている企業も少なくないでしょう。
関連記事:ポスティングは違法なの?クレーム・トラブルにならない予防策とは
ポスティングのメリット
ポスティングとマーケティングの相性はバッチリです。
また、ポスティングを行う際はポスティング代行業者に頼むのが一般的です。
ということで、続いてはポスティングを代理で行ってもらうメリットとそもそものポスティングのメリットについて見ていきましょう。
自社でやるよりコストが安く済む
ポスティングをポスティング代行業者に頼むことで、自社でポスティングを行う場合よりもコストを安く抑えることが可能です。
自社で行うとなると値段的なコストだけでなく、時間的なコストも多くかかってしまいます。
少しでも低コストでポスティングを考えているのであれば代行業者に頼むことも選択肢の一つに入れてみると良いでしょう。
デザインがしっかりしている
デザインも込みで行ってくれる業者を選ぶことによって、目的に合ったデザインのチラシを作成することができます。
チラシのデザインが良くなければいくらたくさんのチラシをポスティングしても見られずに終わってしまいます。
デザインを自社で行わないといけないとなると、高いクオリティでチラシのデザインをするのはとても難しいです。
デザイナーを雇うとなるとさらにコストがかかってしまうので、業者を選ぶ際はデザインも込みで行ってくれるところを選ぶことによってクオリティ、コストの面でもメリットが大きくなるでしょう。
エリアを絞って配布できるなど
ポスティング代行業者はポスティングのプロです。
どのエリアにどんな層の世帯が住んでいて、どこに配布すればどれくらいの効果が期待できるかなどを細かく把握しているでしょう。
ポスティングはむやみやたらに投函すれば効果が出るというものでもありません。
コストパフォーマンスを考えたら少ない枚数で多くの反応をもらうことが一番目指すべきところです。
ターゲット層が少ない世帯にポスティングをして効果が出なかったということがないように、エリアを絞って配布してくれる業者を利用することは、効率面での大きなメリットだといえるでしょう。
会社を認知してもらいやすくなる
ポスティングを継続的に行うことで、最初はすぐに捨てられていたチラシも「この会社のチラシまた入っているな」と手にとってもらいやすくなります。
するとユーザーに親近感が芽生え、ユーザーにとっての選択肢の一つになり得ることでしょう。
そのためには、毎回同じデザインではなく都度目的に合ったデザインを変更するなどの工夫が必要です。
根気強さは必要ですが、継続することによってじわじわと宣伝効果を期待することが可能です。
手軽に始められる
ポスティングの魅力の一つはなんといってもその手軽さです。
WEB広告などを出そうとした場合はとても大きな費用がかかります。
どのような広告を出すかにもよりますが、1週間で数十万以上かかる広告も珍しくありません。
広告にそこまで巨額の費用をかけられないという企業の方には、ポスティングはとても気軽に始められるのでおすすめです。
料金単価も一枚5円から10円程度なので他の広告に比べて、とてもハードルが低いといえますし、業者を利用しなくても自社の社員に自らポスティングを行ってもらうことも可能です。
このように手軽に始められるというのはポスティングにとっての大きなメリットだといえるでしょう。
関連記事:ポスティングの費用を安くできるコスパに優れた方法を解説!
ポスティングのデメリット
ポスティングにはさまざまメリットがあり、大きな魅力があるマーケティング手法ですが、もちろんデメリットも存在します。
続いてはポスティングを行ううえで考えておかなければならないデメリットについて見ていきますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
クレームが起きることがある
ポスティングをしたマンションや世帯からクレームがくることがあります。
そもそもポスティングを禁止しているマンションにポスティングをしてしまったり、ポスティング用のチラシを落としていた、雨の日にポスティングをしてチラシが濡れていたりと些細なことでもクレームへと繋がります。
クレーム対応は精神的にも消耗しやすいので、あらかじめクレームが多い地域の下調べをする、雨の日にはポスティングしないなどの工夫をして対策しておく必要があるでしょう。
チラシを見ずに捨てられることがあるなど
ポスティングをしたからといって確実に自社の宣伝ができるわけではありません。
チラシは毎日投函されるものなので、全く見ずに捨てるという人も少なくないでしょう。
実際にポスティングの反応率の平均は0.01%〜0.3%といわれています。
これは業種によっても異なりますが1,000世帯に投函して反応が3人あれば良い方だというのはかなり骨が折れる作業だということがわかります。
ポスティングをしたからといって大きな効果を期待しているとギャップを感じることになるでしょう。
そのため、ポスティングを行う上では大きな期待はせずに反応が少しでもあればいいやという心持ちでいることが大切になってきます。
チラシの配布量に限界がある
メールでの広告配信と比べるとポスティングでのチラシ配布量には限界があります。
人が一つひとつ手作業で入れていくので、一度に多くの投函をしたいのであれば、さらに人を雇う必要がありコストがかかってしまいます。
このように配布できる枚数に限りがあることから、いかに少ない枚数で効果を上げることができるのかが大切になってくるでしょう。
成果が見えにくい
実際にポスティングを取り入れたらどれだけ効果があったのか、その成果を把握したいと思うことでしょう。
しかし、お客さんが投函されたチラシを見て来店したかの判断は難しいものがあります。
そのために、飲食店ではチラシにクーポンをつけてそれを持参した人は、チラシを見て来店したと判断するというように、独自で反応率を調べる工夫をしています。
前回のポスティングを次回以降に活かすためには、どれだけの効果があったのかを知る必要があるので、チラシに成果がわかるような工夫を施す必要があるでしょう。
天候に左右される
雨が降っているなど、天気が悪い日はポスティング効率が下がってしまいます。
それだけでなく、濡れたチラシを配布したことによってクレームの対象になることもあるでしょう。
効率面やリスクなどを考えて天候の良い日を選んでポスティングを行う必要があります。
関連記事:ポスティングを着払いで送り返すといわれた時の対処法について解説
ポスティングで集客効果を上げるコツ
続いてはポスティングで集客効果を上げるコツについてみていきます。
ただただチラシを配布するだけでは効果が上がってこないのがポスティングです。
少しでも効果を高めたいのならば何事にも工夫が必要。
なかなか集客が見込めないという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ターゲットを絞る
まず初めに試してもらいたいのが、ターゲットを絞り込み、適切な層にチラシを届けるということです。
例えば中学生向けの学習塾のチラシを一人暮らしが多い地域に配布しても意味はありません。
親世代が多く住む地域にピンポイントでポスティングすることができればそれだけで反応率は大幅に改善するでしょう。
このようにポスティングは数ではなく、誰に配布するのかがとても大切です。
ポスティング前に配布地域の選定など、事前準備を怠らないようにする必要があります。
トライアンドエラーを繰り返す
一度のポスティングで効果が出なかったからと諦めてしまうのは時期尚早です。
ポスティングは何度も繰り返すことで前回の悪い点を改善し、効果を高めていくものです。
業種によっては効果が出なかったエリアでも何回もポスティングをし、潜在的な顧客に印象付けることも行っています。
そのためには、反応率をしっかりと調べる必要があります。
ポスティングは根気強く続けることによって成果が現れてくる継続型の広告だといえるでしょう。
ポスティングを行う日を精査する
チラシを少しでも多くの方に手にとってもらうためには、ポスティングを行う日も重要になってきます。
というのも木曜日や金曜日といった週末には投函されるチラシが増えるため、せっかくポスティングしても、見られずに捨てられる可能性が高くなります。
そのため、週末を避けた日曜日から水曜日あたりに絞ってポスティングをすることで顧客の目に留まりやすくなるという効果を期待できます。
細かな違いで反応率は変わってくるので、色々試しながら改善に取り組みましょう。
チラシのデザインを変更する
何度ポスティングをしても効果が出ない場合は、エリア選定や投函時期ではなくチラシ自体に問題がある場合もあります。
チラシもただ情報を詰め込めば良いというものでもないので、しっかりと伝えたい情報が分かりやすく掲載されているか、ターゲットとなる層に好まれるデザインであるかを確認しましょう。
それだけでなく、同じようなチラシを何度も投函することは受け取る側からしても見慣れてしまい、印象付けが弱くなってしまいます。
そのような理由からもチラシのデザインは定期的に変えて目新しさを印象付けるような工夫を施すようにしましょう。
関連記事:ポスティングでやってはいけないNG行為や早く配るコツをご紹介!
ポスティングのメリット|まとめ
今回は企業が自社の製品やサービスをマーケティングするために効果的な手法であるポスティングについて解説してきました。
ポスティングを行うと低コストで宣伝を打つことができるということがわかりましたね。
その反面、反応率はそれほど高くなく効果が出るまでは地域の選定などに労力がかかるということもわかりました。
現在ポスティングを導入しようか迷っている企業の方はぜひ本記事の内容を参考に、検討してみてはいかがですか?
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